壊れた経済の体温計 日本の長短金利、国債需給で逆転
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長期金利が短期金利を下回る「逆イールド」は日本でも起きている。償還までの残存期間が5年や7年の国債の利回りが、2年や3カ月の国債の利回りよりも低い。ただ異次元緩和に伴う日銀の大量購入で需給が逼迫していることが原因で、米英のように景気後退の予兆とは言いにくい。長短金利ともマイナス圏に沈む日本では、金利が経済の温度計としての機能を失っている。
日本では2018年末に2年債と7年債で逆イールドが起きて、今年...
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