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韓国大統領「日本が対話なら協力」 光復節で批判抑制

【ソウル=恩地洋介】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日午前、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の式典で演説した。日韓は輸出管理の問題で対立を深めるが、約30分間の演説では日本批判を抑制した。輸出管理に関しては「日本が対話と協力の道に出れば我々は喜んで手をつなぐ」と述べ、対立の沈静化に期待を示した。

中部の天安での演説で文氏は、日本の措置に対して「自国の優位な部分を武器のように使えば自由貿易秩序が壊れる。先に成長した国が後に続く成長国のはしごを外してはいけない」とも語った。

国内に向けては「日本の不当な輸出規制に直面し、韓国は責任ある経済強国に向かう道を歩む」と述べ、素材や部品産業の競争力強化に注力する意向を強調した。

日韓間の歴史を巡っては、元徴用工問題や従軍慰安婦といった具体的な問題には触れず「日本が隣国に不幸を与えた過去を反省し、東アジアの平和と繁栄を共に導くことを願う」と述べるにとどめた。

演説では多くの時間を南北経済協力の推進に費やした。朝鮮半島の完全な非核化を前提に「北朝鮮が核ではない平和と繁栄を選択できるよう、対話と協力を続ける」と語り、2022年までの自身の任期内に非核化と平和体制を実現すると誓った。北朝鮮への圧力を維持する日本に対して「対話を推進している現実を直視し、イデオロギーにとらわれ孤立しないことを望む」とも述べた。

文氏は日本が輸出管理を簡略化する優遇対象国から韓国を除外する閣議決定をした2日には「加害者の日本が居直るばかりか、大口をたたく状況は決して座視しない」などと強く反発した。ただ12日には「日本の経済報復への対応は感情的になってはいけない」と述べており、日本批判のトーンを徐々に下げつつある。

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