2019年8月23日(金)

パキスタン軍「対応準備」 首相、演説でインドけん制

南西ア・オセアニア
2019/8/14 23:20
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【ムザファラバード=共同】パキスタンは14日、英領インドから分離独立して72年の独立記念日を迎えた。カーン首相はアザド・カシミール特別州の州都ムザファラバードで演説し、両国が領有権を争うカシミール地方でインドが統治強化に乗り出したことを批判、「パキスタン軍はインドのいかなる侵害行為にも対応できる準備をしている」と警告した。

演説するパキスタンのカーン首相(14日、カシミール地方の中心都市ムザファラバード)=AP

実効支配を強める構えを見せているインドを強くけん制した形。カーン氏はインドのモディ首相の政策を「ナチス・ドイツのようだ」と例え、インド側支配地域で「市民への抑圧や人権侵害が起きている」と指摘した。

パキスタンでは14日、イスラム教を象徴する緑色の国旗が道路沿いや住宅に掲げられ、一部でインド政府に対する抗議活動が行われた。

パキスタンは13日、インドが北部ジャム・カシミール州の自治権剥奪を決めたため、国連安全保障理事会に会合の開催を要請した。安保理メンバー国は開催の是非について協議を始めた。

インド上下両院は6日までにジャム・カシミール州に大幅な自治を認めた憲法の改正を可決、同州は10月末から連邦政府直轄地となる。

ジャム・カシミール州からの報道によると、夏の州都スリナガル周辺では治安部隊が多数配置されている。通信も遮断されて電話やインターネットはつながらない。政府による厳戒態勢で住民の行動が制限されているもようで、大規模な衝突は伝えられていない。

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