機械受注、外需は14.6%減 4~6月
2四半期連続で2桁減

2019/8/14 23:00
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内閣府が14日発表した4~6月の機械受注統計によると、海外からの受注を示す「外需」は前期比14.6%減の2兆4654億円だった。2四半期連続の2桁減となり、海外からの需要の減少が鮮明になった。中国経済の減速や米中貿易摩擦の深刻化が影響しているとみられる。7~9月には反動増が見込まれているが、年前半の落ち込みからの戻りは鈍そうだ。

船舶・電力を除く民需の4~6月の受注額(季節調整済み)は2兆7169億円で、前期から7.5%増えた。3四半期ぶりのプラスに貢献したのは運輸業やサービス業などの非製造業(13.1%増)で、「内需の堅調さを反映した」(内閣府)。海外経済の影響を受けやすい製造業は2.5%増どまりだった。

外需は1~3月の12.3%減に続き、4~6月も2桁減に沈んだ。大和総研の小林若葉研究員は背景に「中国を中心とした世界的な経済減速や米中貿易摩擦による先行き不透明感の強まり」があると指摘している。

7~9月は年明けからの落ち込みの反動で航空機や船舶などの大型受注が入り、前期比16.5%増える見通し。ただ海外経済は20年にかけて減速する見通しで、米中の対立も根本的な解決には遠い。日本では消費増税がある10月以降に内需の失速が予想される。外需の回復がなければ、設備投資全体が停滞する恐れがある。

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