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移籍先マラガを僕色に 求められるゴールと昇格

7月30日、スペインリーグ2部マラガと契約した。ここでもイングランド・プレミアリーグの注目度は高く、レスターの奇跡の優勝劇を知る人も多い。メディアもクラブ関係者、チームメートも「プレミアを制したストライカー」と僕にリスペクトの念を持ってくれていると感じる。

そんなふうに特別視されるのが苦手な僕は、歓迎ムードをあまり意識することはなかった。周りの先入観が早く消え、一人の仲間としてサッカーがやりたいと思っている。

岡崎は「自分に足りないものを磨く環境がスペインにはあると思う」という=ロイター

練習に合流して3週間が過ぎた。ほとんどが2部練習のハードな毎日だ。2部リーグだからか、同僚からはハングリー精神を強く感じる。

ドイツやイングランドと違い、スペインのサッカーは組織を整えた上でのうまさ、技術の高さが光る。組織でプレーするためのコミュニケーションやポジショニングがとても大事になってくる。

また、パスを受けた時に足元を狙ってガツガツとしつこく来る守備をブロックしながら、ボールを失わずに持ち運ぶ技術、シュート選択の判断力など、ボールを持った時のプレーに対する要求が高い。それはサッカーのより本質的な部分を求められるということ。ごまかしはきかない。

例えば、プレミアリーグであれば、間延びして生まれたスペースを使い、フリーでボールを受けられることもある。コンパクトに組織で戦うスペインではそれが難しい。

チームとしてボールを支配しているのにラストパスをもらえない、日本代表で経験したもどかしさに似た状況も少なくない。そういう時に、どういうタイミングでパスを引き出すのか。そういう自分に足りないものを磨く環境がスペインにはあると思う。

海外でプレーするのはドイツ、イングランドに続いて3カ国目だが、また自分が成長できる環境に立てたことがうれしい。新しい環境にアジャストしようともがきながら、これまで磨いてきた自分の強みをどう生かすのかを模索している。合流して1カ月足らずだが、ある程度の手ごたえを感じている。

スペインのサッカーに染まらなくてはいけない部分もあるが、実はマラガを僕色で染めたいとも思っている。それもここで僕がやるべきことだと。実際、僕のように、オフ・ザ・ボールの動きで勝負するタイプのFWはマラガに見当たらない。だからこそ、僕は、質の異なる動きでもチームを活性化させたいのだ。

とはいえ、ボールに無関係なところでの仕事だけで高く評価してもらえるという甘い期待はない。結局、結果がすべてのこの世界。自分が入った方がチームは良くなるということを証明するにはゴールしかない。ゴール数とチームを1部に昇格させること。そういう結果を導き出せない限り、僕に未来はない。

(マラガ所属)

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