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秋田・八郎湖の環境、遊んで学ぶ NPOがゲーム開発

国の干拓事業で総面積の約8割が陸地化された秋田県の八郎潟。残された湖・八郎湖で長年続く水質汚濁や生態系の問題に関心を持ってもらおうと、同県潟上市のNPO法人と大学生らがカードゲームを開発した。汚濁の原因となるアオコの異常増殖を抑えるといった課題に取り組みながら、現状を学べる。今後は学校での出前授業などで活用される。

八郎湖の環境問題を学べるカードゲーム「はちリバ」で遊ぶ磯村紋加さん(中央)ら(6日、秋田市)=共同

名称は「はちリバ~HACHIRO REVIVAL(リバイバル)~」。4~5人が1つの「村」をつくり「ゲンジボタルを守る」などの課題を選択。手持ちのメダルを払ったり、さいころを振って水草を入手したりすると、課題をクリアできる。遊んでいるうちに、実際に必要な活動をイメージできる。

かつて滋賀県の琵琶湖に次ぎ全国2番目の広さだった八郎潟。戦後の食糧難を解決するため国が1957年、大規模干拓事業に着工したが、その後、八郎湖はアオコの大量発生による水質汚濁などが問題となっている。

「はちリバ」の発起人はNPO法人「はちろうプロジェクト」事務局の鎌田洋平さん(35)。秋田県立大や秋田公立美大の学生23人が協力し、5月に完成させた。8月6日、ゲームを体験した県立大2年の磯村紋加さん(19)は「なかなか思うように進まないところがリアルで面白い」。

ゲーム型の教材は他県にもある。静岡県は災害時の避難所運営を模擬体験するカードゲーム「HUG(ハグ)」を作成。利用したことのある東日本大震災の被災者から、役立ったとの声が届いたという。

HUGを体験したこともある鎌田さんは「ゲーム形式は若い世代に受け入れられやすい。遊びを通じて興味を持ち、自分ができる行動を考えるきっかけになれば」と話す。〔共同〕

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