2019年9月18日(水)

車いすの花嫁にドレスを ブランド立ち上げ、札幌

2019/8/14 9:41
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車いすの人も簡単に着られるウエディングドレスブランドを、札幌市のスタイリスト、石切山祥子さん(55)が立ち上げた。ユニバーサルデザインの服は着やすさ重視で洗練されていないと感じていたといい、「かわいさを兼ね備えたドレスを作りたかった。どんな制約があっても工夫次第でおしゃれになる」と力を込める。

 車いすの人も簡単に着られるウエディングドレスのショーに出演した女性(5月、札幌市)=共同

車いすの人も簡単に着られるウエディングドレスブランドを立ち上げた石切山祥子さん(札幌市)=共同

石切山さんは普段は広告やCMの撮影を手掛ける、この道約30年のスタイリスト。きっかけは10年ほど前、参加した福祉施設での着物を体験するイベントだった。「私なんか無理」と話していた脊髄損傷の女性に用意した着物を見せると体を起こそうとした。「着たいという強い気持ちが伝わってきた」。その姿が忘れられず、洋裁は専門外だが、既製服のリメークに取りかかった。

車いすの人は着やすさを求めて大きめのサイズを選び、細い手足に合っていないという。そこで腰回りに余裕を持たせつつ、膝の下を細身にしたズボンなどを製作。「着やすさとおしゃれをどう両立させるか考えるのが楽しかった」。体形に合う衣装を提案するスタイリストの経験が生きた。

今春、自身のブランド「Campanella(カンパネルラ)」を設立、ドレスのレンタルを始めた。

こだわったのは車いすに座ったまま着られること。背中ではなく、両脇をひもで絞る仕組みを考案、上下分かれたタイプは下が巻きスカートになっており、車いすに広げた上に花嫁が座り、腰の部分を留めるだけ。車輪に絡まないよう裾の膨らみは出過ぎないように仕上げた。

5月にショーを開催すると、着た人から脱ぎ着が楽と好評で手応えを感じた。

「ファッションは人を生き生きさせる」と石切山さん。配送も可能で現在15種類ほど展開している。ドレスに合った車いすの開発もメーカーと進めているという。問い合わせはメールでishikiriyama@st-sputnik.jp〔共同〕

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