2019年8月19日(月)

伊議会、不信任案の採決見送り 与野党が却下

ヨーロッパ
2019/8/14 4:40
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【ジュネーブ=細川倫太郎】イタリアの上院議会は13日、与党の極右「同盟」が提出していた内閣不信任案の採決をひとまず見送ることを決めた。同盟の連立相手である与党の左派「五つ星運動」や野党・民主党が反対し、採決することを却下した。代わりにコンテ首相が20日に政権危機について演説する。

同盟のサルビーニ党首は内閣不信任案を早急に採決するよう訴えた(13日)=ロイター

夏季休会中だった上院議会は13日に臨時招集され、内閣不信任案について議論した。仮に採決して可決されれば総選挙への流れが強まり、国民の支持が高い同盟が圧勝する可能性があった。2020年度の予算審議など重要な政治日程も迫っており、五つ星や民主党はひとまず採決の回避に動いたもようだ。

同盟のサルビーニ党首は今週にも内閣不信任案を採決し、早期の解散総選挙を求めていた。同氏は13日、記者団に「選挙はまだ10月にも行われる可能性がある」と述べ、引き続き早期の選挙実施を目指す考えを示した。

伊政局を巡る混乱が解決するメドは立たない。20日のコンテ首相の演説内容に注目が集まるが、事態を打開できるかは不透明だ。連立政権を構成する同盟と五つ星は、景気刺激策やインフラ事業など多くの重要政策で頻繁に対立し、関係が冷え込んでいた。同盟は「政権は壊れた」として9日に上院議会に内閣不信任案を提出していた。

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