ホンダ、アルゼンチンで自動車生産から撤退 二輪に集中

自動車・機械
中南米
2019/8/14 3:37
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【サンパウロ=外山尚之】ホンダはアルゼンチンの自動車生産から撤退する。2020年までに同国の工場の生産ラインを停止し、二輪車に集中する。通貨下落に伴う経済混乱で採算が悪化しており、自動車市場の低迷が続く中、輸入販売に切り替える。アルゼンチンでは10月の大統領選でポピュリズム(大衆迎合主義)的な政策を掲げる左派陣営が優位に立ち、市場の混乱が深まっている。

アルゼンチン経済の混乱により、ホンダの自動車事業は苦戦していた(2017年6月、ブエノスアイレスモーターショー)

ホンダは2011年にカンパナ工場(ブエノスアイレス州)で生産を開始、現在は多目的スポーツ車(SUV)「HR-V」と二輪車を生産している。自動車の生産能力は年3万台にもかかわらず、18年の生産台数は1万台を割り込んでいた。メーカー別の販売台数でも上位10社に入れず、苦戦していた。

アルゼンチンでは18年4月に通貨下落が始まり、1年間でペソの価値が半減。部品産業が育っていないアルゼンチンでは多くの部品を輸入に頼らざるを得ず、現地生産の採算が悪化していた。また通貨下落に伴う経済低迷により、19年1~7月の新車販売台数は前年同期比47%減と大幅に落ち込んでいる。

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