2019年8月21日(水)

オペラ歌手のドミンゴ氏、9人がセクハラ告発 AP報道

ヨーロッパ
北米
2019/8/14 0:25 (2019/8/14 6:36更新)
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著名オペラ歌手のプラシド・ドミンゴ氏=AP

著名オペラ歌手のプラシド・ドミンゴ氏=AP

【ニューヨーク=大島有美子】AP通信は13日、スペイン出身で世界的なオペラ歌手のプラシド・ドミンゴ氏(78)から長期間にわたってセクハラを受けていたと告発する9人の女性歌手やダンサーの証言を報じた。オーケストラの演奏者やステージのスタッフなど30人超から「不適切な行為」に関する目撃証言も得たという。ドミンゴ氏の公演を中止する劇場も出始めた。

ドミンゴ氏のセクハラは「オペラ界の公然の秘密だった」としている。セクハラに加え、他の6人の女性が不快に感じる行為を受けたと主張した。告発者によると、ドミンゴ氏が女性のスカートの中に手を入れたり、キスを強要したりしたという。AP通信は「仕事をちらつかせて、性的な関係を持つよう女性に圧力をかけた」と伝えた。

ドミンゴ氏はAP通信へのコメントで「私と働いたことのある人は、意図的に私が誰かを傷つけたり、困らせたりする人間ではないと知っている」と強調した。「今と過去では、ルールや基準が異なることも認識している」とも加えた。ドミンゴ氏は「世界三大テノール」として有名で、米ロサンゼルス歌劇場の監督も務める。

報道を受け、米国の歌劇場も反応している。ロサンゼルス歌劇場は同日、「外部機関を使ってドミンゴ氏に対する申し立てについて調査する」と発表した。サンフランシスコ歌劇場は「セクハラ防止に関して強い指針を持っている」として、10月に予定していたドミンゴ氏の公演を中止すると公表した。

クラシックやオペラ界のセクハラを巡っては、著名な指揮者、ジェームズ・レバイン氏が過去のセクハラ疑惑で米ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)の名誉音楽監督を2017年末に停職処分になった。

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