タイ航空、235億円の最終赤字 4~6月期
中国人観光客減る

サービス・食品
東南アジア
アジアBiz
2019/8/13 19:30
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【バンコク=村松洋兵】タイ政府系のタイ国際航空は13日、2019年4~6月期の最終損益が68億8400万バーツ(約235億円)の赤字だったと発表した。前年同期は約31億バーツの赤字。赤字幅が大幅に拡大した。バーツ高の進行で、中国人観光客が減ったことが響いた。格安航空会社(LCC)との競争激化で運賃も低下し、採算が一段と悪化した。

13日、記者会見するタイ国際航空のスメート社長(中)(バンコク)

売上高に当たる営業収入は10%減の425億バーツだった。4~6月期の旅客数は570万人と3%減った。バーツが6年ぶりの高値で推移し、海外からタイを訪れる旅行費用が割高になっている。同日、記者会見を開いたスメート社長は「バーツ高の影響で中国人旅行客が日本や韓国に流れている」と語った。

原油安でジェット燃料の平均価格は5%減少したが、収益を押し上げる効果は限定的だった。パキスタンとインドとの緊張の高まりを受け、民間航空会社に対しパキスタン上空の飛行を禁じたため、迂回を余儀なくされるなどの特殊要因もあり、コストが増加した。

タイ国際航空は18年12月期まで2年連続の最終赤字で今回、収支改善策を公表した。食品の廃棄などを減らしてコスト削減に取り組むほか、デジタルマーケティングを強化し、旅行保険やレンタカーなど関連サービスの販売を増やすという。

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