2019年9月17日(火)

「絶対音感」の脳活動、言語処理に近く 新潟大研究で

2019/8/13 16:34
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新潟大学の研究グループは「絶対音感」を持つ人が音を聞く時の脳の活動が言語処理に近いことを突き止めた。「ド」の音を聞く時の脳の活動が、単なる音ではなく言語として区別ができる音を聞く時に似ていたという。

絶対音感とは、聞いた音を別の音と比較しなくても「ドレミ」などの音名で言い当てられる能力だ。

音楽経験者で絶対音感がある人とない人、音楽が未経験の人が約20人ずつ3グループに分かれてドの音を聞いた。「N1c」と呼ぶ、音を聞いた時の脳内での電気反応の違いを比較した。

N1cは言語処理をするとき、左脳で強く反応することが知られている。実験では絶対音感がない人や音楽未経験者は、左右の脳で反応がほぼ均一に起きた。絶対音感のある人は右脳での反応が小さく、左右の比較で左脳の反応が大きくなった。

実験をした伊藤浩介特任准教授は「絶対音感は音楽だけの特別な能力だと考えられがちだが、脳だけで見るとそうではないと新しい視点をもたらす結果だ」としている。

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