2019年8月20日(火)

NYダウ続落、389ドル安 景気減速懸念強まる

貿易摩擦
北米
2019/8/13 5:30
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【ニューヨーク=大島有美子】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前週末比389ドル73セント(1.5%)安の2万5897ドル71セントで取引を終えた。取引時間中には一時462ドル安まで下げる場面もあった。米中貿易戦争の激化で景気減速への懸念が強まり、株が売られた。香港のデモの収束が見えないことも投資家心理の悪化につながった。

ダウ平均は取引開始直後に230ドル超下げた。米東部時間の午前中は買い戻す場面も見られたが、午後に入ってから下げ基調を強めた。午後3時ごろには一時、前週末比462ドル安の2万5824ドルまで下落した。

個別株では、金利低下で収益悪化が懸念される金融株が総じて売られた。JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴはともに2%近く下落。リスク回避の姿勢が強まりフェイスブック(1.3%安)、クアルコム(2.4%安)などハイテク株も売られた。

香港で発生しているデモは収まる気配がなく、航空当局は12日に香港国際空港での全便欠航を決めた。世界の企業活動への悪影響が懸念されたことも売りにつながった。

ニューヨーク外国為替市場では円が上昇している。安全通貨とされる円は、投資家の不安が強まったときに買われやすい。12日朝には一時1ドル=105円05銭まで円高・ドル安が進んだ。104円台を付けた1月初旬以来、約7カ月ぶりの高値となる。トランプ米大統領が1日に中国への追加関税を表明して以降、4円ほど円高・ドル安が進んだ。

金融取引会社バノックバーン・グローバル・フォレックスのマーク・チャンドラー氏は「中国が人民元安の圧力を強めていることも、投資家のリスク回避を助長している」と指摘する。中国人民銀行(中央銀行)は12日、人民元取引の対ドル基準値を8営業日続けて元安に設定した。

リスク回避から債券買いも広がった。長期金利の指標である米10年物国債の利回りは一時、前週末の終値比で0.11%低下し、1.63%をつけた。長期金利もここ数日で低下が続いており、8日には一時1.6%を割り込んだ。

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