米、絶滅危惧種の保護規制を緩和 資源開発容易に

2019/8/13 2:44
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米国の国鳥ハクトウワシはかつて絶滅危惧種に指定され、保護策によって数が回復した=ロイター

米国の国鳥ハクトウワシはかつて絶滅危惧種に指定され、保護策によって数が回復した=ロイター

【ワシントン=鳳山太成】トランプ米政権は12日、野生の動植物を保護する規制を緩和すると発表した。絶滅危惧種の指定にあたって迅速に対象を入れ替えられるようにするほか、経済的な影響も考慮に入れて判断するようにする。生息地域で資源開発を進めやすくなる効果があるとみられるが、環境保護団体は反発している。

内務省が「絶滅危惧種法」の運用見直しを公表した。同法はクマや鳥、魚など絶滅の危機にある動物や植物を個別に指定し、生息地域の開発を規制するなど保護している。

具体的にはどの生物を絶滅危惧種に指定するか判断するとき、これまでは科学的な観点で検討してきたが、経済的なプラスマイナスも考慮に入れる。リストから削除する基準も緩める。

トランプ政権と与党・共和党は規制の透明性や効率を高め、土地保有者などへの過度な負担を取り除くのが狙いだと説明した。環境団体は動物の絶滅リスクが高まるとして提訴する構えだ。

トランプ政権は規制緩和を進めて、石油パイプライン建設などの資源開発を後押ししてきた。野党・民主党と環境団体は反対しており、多くの訴訟を起こしている。

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