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北朝鮮、ミサイル実験を正当化 「米大統領が容認」

金正恩氏、「新兵器」視察

【ソウル=恩地洋介】北朝鮮の朝鮮中央通信は11日、トランプ米大統領が短距離ミサイルの発射を容認したと指摘する外務省米国担当局長の談話を伝えた。「米国大統領は我々の通常兵器の開発実験を『どの国でも行う小さなミサイル実験』とし、主権国家としての我々の自衛権を認めている」と主張した。7月25日以降、5度にわたるミサイル発射などの挑発行為を正当化する狙いだ。

国連安全保障理事会の決議は全ての弾道ミサイル発射を禁じている。これに対し、トランプ氏は「金正恩(キム・ジョンウン)委員長と握手をした際に短距離ミサイルに関する議論はなかった」などと、北朝鮮の挑発を容認する発言を繰り返してきた。

談話は米韓合同軍事演習を巡って韓国政府を強く批判した。「中止するか誠意のある弁明があるまでは、南(韓国)との接触自体が難しい」と主張し、対話の相手は米国であると強調した。

一方、11日の朝鮮中央通信は、金正恩氏が10日に「新兵器」の試射を視察したとも報じた。武器の詳細には触れていないが、金正恩氏は「党で構想していたもう一つの新たな兵器が登場した」と述べた。

韓国軍によると北朝鮮は10日午前5時半すぎ、2発の飛翔(ひしょう)体を発射した。日本海に向けて約400キロメートル飛行し、新型の短距離弾道ミサイルの可能性が高いと判断していた。北朝鮮メディアが公開した写真には、移動式発射台からミサイルを発射する様子が写っている。

北朝鮮は7月25日と8月6日のミサイルを「新型戦術誘導弾」と呼び、7月31日と8月2日の武器は「大口径多連装ロケット砲」だと主張している。北朝鮮メディアによると、金正恩氏はすべての発射に立ち会った。

北朝鮮はトランプ米政権が「容認姿勢」を示している間に、兵器の開発を急ごうとしている可能性もある。

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