金正恩氏が「新兵器」の試射視察 10日発射のミサイルか

北朝鮮
2019/8/11 8:21
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10日、北朝鮮の「新兵器」の試射を視察した金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信=共同)

10日、北朝鮮の「新兵器」の試射を視察した金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信=共同)

【ソウル=恩地洋介】北朝鮮の朝鮮中央通信は11日、金正恩(キム・ジョンウン)委員長が10日に「新兵器」の試射を視察したと伝えた。同日朝に東部の咸興(ハムフン)付近から発射した短距離弾道ミサイルと推定される飛翔(ひしょう)体を指すとみられる。報道は武器の詳細には触れていないが、金正恩氏は「党で構想していたもう一つの新たな兵器が登場した」と述べた。

韓国軍によると北朝鮮が10日午前5時半すぎに発射した2発の飛翔体は、日本海に向けて約400キロメートル飛行。新型の短距離弾道ミサイルの可能性が高いと判断していた。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」のウェブサイトが11日に公開した写真には、移動式発射台からミサイルを発射する様子が写っている。

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10日の飛翔体発射に関連して北朝鮮メディアが公開した写真=労働新聞ウェブサイトから

10日の飛翔体発射に関連して北朝鮮メディアが公開した写真=労働新聞ウェブサイトから

北朝鮮は7月25日以降、5回にわたって短距離弾道ミサイルなどを発射し、金正恩氏はすべてに立ち会った。7月25日と8月6日のミサイルを「新型戦術誘導弾」と呼び、7月31日と8月2日の武器は「大口径多連装ロケット砲」だと主張している。

11日の朝鮮中央通信は、米韓合同軍事演習を実施した韓国政府を非難する外務省米国担当局長の談話も報じた。軍事演習を巡り「中止するか誠意のある弁明があるまでは、北南間の接触自体が難しい」と主張。韓国大統領府がミサイル発射の中止を求めたことに「軍事演習の最中に我々を罵倒するのは盗っ人たけだけしい」と反発した。

談話はトランプ米大統領が短距離弾道ミサイルの発射を容認しているとも指摘。「米国大統領は我々の通常兵器の開発実験を『どの国でも行う小さなミサイル実験』とし、主権国家としての我々の自衛権を認めている」などと強調した。

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