九州に外資系高級ホテル開業へ JR九州、4社が候補に
JR九州は9日、九州で外資系の高級ホテルを開業する計画を明らかにした。米マリオット・インターナショナルや英インターコンチネンタル・ホテルズ・グループなど大手4社のうちいずれかとの提携を視野に入れ、条件を詰める。早ければ年内に概要を発表する。

同日、東京都港区に開業予定の同社ホテル「THE BLOSSOM HIBIYA(ザブラッサムヒビヤ)」の内覧会で明らかにした。開業場所は、土地の確保が難しい福岡県を除いた九州の観光地や温泉地を検討する。
JR九州は国内外で16のホテルを展開するが、富裕層に訴求するラグジュアリーブランドは持っていない。九州全体としても同様のホテルはまだ数が少なく、参入余地が大きいと判断した。
現状の最上位ブランドは「ザブラッサム」で、第1号が港区で20日に開業する。福岡市にも9月25日にオープンする。広く設計した部屋やフィットネスジムの併設などで高級感と快適性を打ち出し、長期滞在客などを取り込む。2021年春には再開発中のJR熊本駅(熊本市)の駅ビルにも開業する予定。