農産品輸出、1~6月は鈍る 1兆円目標に黄信号

2019/8/9 17:49
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農林水産省が9日発表した2019年1~6月期の農林水産物・食品の輸出額は前年同期比2.9%増の4486億円になった。日本食ブームなどから前年同期を上回ったものの、伸び率は前年(1~12月通期)の12.4%増から大きく減速した。政府は19年に農林水産物・食品の輸出額を1兆円にする目標を掲げるが、達成には黄信号がともっている。

品目別では水産物が前年同期比7.5%減の1430億円だった。中国向けを中心にホタテ貝の輸出が減ったほか、漁獲量減や国内向けへのシフトでサバの輸出も振るわなかった。ブリが米国向けに好調だったが全体を補えなかった。

農産物は9.0%増の2864億円。香港などアジア向けに牛肉の輸出が増えたほか、日本酒などアルコール飲料も好調だった。一方でリンゴの輸出が台湾向けを中心に落ち込んだ。林産物は中国向けが伸び、4.3%増の193億円だった。

仮に政府目標の1兆円を達成するには今年の7~12月に17%以上の伸びが必要になる。農水省は今後、見本市や商談会の参加を増やし、輸出額の増加につなげる方針という。

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