"ガンダムの女神"森口博子、ベストソング集を発表

文化往来
2019/8/17 2:00
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1979年に始まったアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの音楽は良曲ぞろいで知られる。様々な歌手が歌ったが、なかでも森口博子(51)はファンに「ガンダムの女神」と呼ばれて愛されている。アニメソングブームの発端となった「機動戦士Zガンダム」(85年)の主題歌「水の星へ愛をこめて」、映画「機動戦士ガンダムF91」(91年)のテーマ曲「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」。いずれも珠玉の名曲と評されるが、2曲の歌い手が彼女だ。

「ガンダムが私の人生を変えてくれた。歌手になる夢をかなえてくれた」と話す

「ガンダムが私の人生を変えてくれた。歌手になる夢をかなえてくれた」と話す

放送開始から2019年で40周年になるのを記念し、人気の10曲をカバーしたアルバム「GUNDAM SONG COVERS」を発表した。

デビュー曲が「水の星へ~」だった。歌手を志して上京するが、オーディションの不合格が続く。「Zガンダム」だけが手を差し伸べ、主題歌を任された。当時の感覚では、アニメでデビューするのは期待されていない証拠。だが担当ディレクターはこう語りかけたという。「この曲は何十年たっても愛される、君の大切な歌になる。大きな気持ちで、語尾を大事に歌って」

本当に、そうなった。アニソンブームが起こり、特にガンダムは1ジャンルをつくるほど流行した。なかでも森口の歌は親しまれ、視聴者投票でガンダムソングを順位付けする18年のNHK番組では「水の星へ~」が1位に、「ETERNAL WIND」も3位に輝いた。森口は「うれしすぎて泣いてしまった」と振り返る。

このほど出したアルバムは、同番組で1位から10位になった曲を収めた。バイオリニストの寺井尚子らが参加し、原曲の雰囲気を残しながらもジャズっぽい大人のアレンジでカバーした。森口は「力強くてはかなくて、深い。そんな重厚さがガンダムの音楽の魅力だと思う。ファンといつまでも歌い続けていきたい」と語る。

(諸岡良宣)

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