2019年9月22日(日)

充実のベネチア映画祭 是枝、オダギリ作品も

文化往来
2019/8/16 6:00
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第76回ベネチア国際映画祭が8月28日~9月7日に開かれる。昨年のカンヌを制した是枝裕和監督がカトリーヌ・ドヌーヴを主演に迎えフランスで撮った新作「真実」がコンペティション作品として開幕上映されるのをはじめ、コンペ部門の21作品は充実した顔ぶれとなった。

開幕上映される是枝裕和監督「真実」。前列左からジュリエット・ビノシュ、カトリーヌ・ドヌーヴ、イーサン・ホーク
photo L. Champoussin (C)3B-Bunbuku-Mi Movies-FR3

開幕上映される是枝裕和監督「真実」。前列左からジュリエット・ビノシュ、カトリーヌ・ドヌーヴ、イーサン・ホーク
photo L. Champoussin (C)3B-Bunbuku-Mi Movies-FR3

ジェームズ・グレイ監督の宇宙冒険映画「アド・アストラ」をはじめ、スティーブン・ソダーバーグ作品、ノア・バームバック作品など米国映画が4本。アカデミー賞の前哨戦として注目されそうだ。サウジアラビアのハイファ・アル=マンスール、中国のロウ・イエなどアジア人監督作品も4本入った。ロイ・アンダーソン、アトム・エゴヤン、オリビエ・アサイヤス、パブロ・ララインといったビッグネームに加え、巨匠ロマン・ポランスキーの新作もある。

この中で是枝作品が開幕上映に選ばれたのは快挙。日本人監督作品として史上初だ。「ラ・ラ・ランド」「ゼロ・グラビティ」など近年のベネチアの開幕作品はオスカーを競っている。

塚本晋也監督が2度目のコンペ部門審査員を務めるのもうれしい。昨年の「斬、」まで8度出品しており、この映画祭にめでられた監督だ。

並行開催されるベニス・デイズ部門にはオダギリジョー監督の長編第1作「ある船頭の話」が選ばれた。イタリア監督協会などが主催する革新性や独自性のある作品を集めた部門で、日本の長編が選ばれるのは初めて。オダギリは俳優としてコンペ作品のロウ・イエ監督「サタデー・フィクション」にも出演している。

プレス・業界関係者向けにユニジャパンとイタリア映画・マルチメディア産業協会が共催するジャパン・フォーカスで日本映画の新作「楽園」「人間失格 太宰治と3人の女たち」「カツベン!」「蜜蜂と遠雷」も上映される。

(古賀重樹)

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