2019年9月16日(月)

関西発「スポーツCAFE」

フォローする

2季目も飛躍期す早田 Tリーグ女子、大阪で開幕へ

2019/8/11 5:30
保存
共有
印刷
その他

卓球のTリーグが8月末に2シーズン目の開幕を迎える。女子の開幕シリーズは30日からの4日間、エディオンアリーナ大阪(大阪市浪速区)で全4チームによる6試合を行う。初代女子王者の日本生命レッドエルフは、昨季のファイナルで破った木下アビエル神奈川と開幕戦で対戦。翌31日はともに大阪を本拠地とする日本ペイントマレッツとの「大阪ダービー」に臨む。

注目は日本生命、早田ひな(19)の戦いぶりだ。昨季はリーグ戦で11戦全勝、3月のファイナルでも2勝と無敗の快進撃で最優秀選手に輝いた。早田は7月24日に大阪市内で開かれた開幕前イベントで「追われる立場になるが、挑戦者の気持ちで頑張りたい」と意気込んだ。

開幕前イベントに参加した早田(前列左)と加藤(同右)

開幕前イベントに参加した早田(前列左)と加藤(同右)

早田や平野美宇(19)が所属する日本生命は昨季、レギュラーシーズン2位。石川佳純(26、全農)を擁する神奈川が1位で通過したが、ファイナルは早田の活躍で日本生命が制した。

「団体戦がすごく好き」と語る早田は昨季のTリーグで最も成長した選手だ。「チームの選手やコーチ、監督の助言に自分にはない考え、(戦術的な)ひらめきがあって、それを試合の中で取り入れられた」と個人戦とは違う団体戦の妙味を説く。

リーグ戦では格上の選手と何度も対戦。「対策してきたことが次の対戦ではもう通用しない。戦術転換の速さがすごく大事」と痛感したが、その中での無敗は「頭の部分で成長できた」と自信につながっている。

167センチの長身から放つ両ハンドの強打に加え、戦術面でも成長したことで、1月の全日本選手権では石川を破って4強。優勝した2月のポルトガルオープンでは元世界ランク1位の劉詩ブン(あめかんむりに文)(28、中国)に勝った。

4月の世界選手権(ブダペスト)でも伊藤美誠(18、スターツ)とのダブルスで日本勢48年ぶりの銀メダル。だが、シングルスでの出場は逃した。3月の最終選考会で、Tリーグにも参戦する日本ペイントの加藤美優(20)に、マッチポイントを握りながら逆転負けしたためだ。

加藤も現世界ランク1位、陳夢(25、中国)に勝つなど急成長中。早田は「自分のプレーを最後までやりきる難しさ」を課題に挙げ、加藤に負けた直後のTリーグファイナルでは神奈川の中国人選手に土壇場から逆転勝ち。「緊張した場面でも攻め、それでいて安定感がある。そういう究極を追求したい」

8月現在の世界ランクは34位。2020年東京五輪の代表入りは「今のままだと厳しい」と自覚するが、「Tリーグでの声援を励みに、最後まであきらめない」。大器のさらなる覚醒に期待したい。

(影井幹夫)

関西発「スポーツCAFE」をMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

五輪関連コラム

パラリンピック関連コラム

電子版トップスポーツトップ

関西発「スポーツCAFE」 一覧

フォローする
開幕前イベントに参加した早田(前列左)と加藤(同右)

 卓球のTリーグが8月末に2シーズン目の開幕を迎える。女子の開幕シリーズは30日からの4日間、エディオンアリーナ大阪(大阪市浪速区)で全4チームによる6試合を行う。初代女子王者の日本生命レッドエルフは …続き (8/11)

ルーティンの安定がカギ(シュート練習する八村塁)=共同共同

 誰よりも速く走る方法、すごいホームランの打ち方――。体を動かすことに夢中だった子どもの頃、もし達人になるコツがあるのなら、ぜひ知りたいと思った人は少なくないだろう。
 そんな経験のある人が少しワクワク …続き (7/14)

浜口監督(中央)は投手の陣容に手応えを持っている

 野球の都市対抗大会が13日、東京ドームで開幕する。関西勢の注目は全36チームを通じて最も前回出場からのブランクが長い、8年ぶり32度目となる日本製鉄広畑(兵庫県姫路市)。社名変更した年に巡ってきた久 …続き (7/6)

ハイライト・スポーツ

[PR]

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。