2019年8月20日(火)

ダイムラー、電動バス工場に集中充電ステーション設置

自動車・機械
科学&新技術
BP速報
2019/8/9 18:00
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独ダイムラーは電動バス「eシターロ」を生産するマンハイム工場に、集中充電ステーションを設置したと5日発表した。eシターロを出荷前に充電するだけでなく、充電用の通信プロトコルのチェックや、充電制御装置、充電ケーブル、パンタグラフなどを同時に検査できる。

ダイムラーの集中充電ステーション(写真:ダイムラー)

ダイムラーの集中充電ステーション(写真:ダイムラー)

工場内の敷地には限りがあるため、集中充電ステーションは建屋の屋上に設置した。この集中充電ステーションの特徴は、充電機器をバスの上に配置した陸橋型であること。バスは陸橋の下に進み、充電される。

バスは使われる都市や企業によって充電方法が異なるため、通常の電気自動車(EV)と同じ充電ケーブルを使った充電、上部にある充電器からパンタグラフを伸ばして充電するタイプ、そしてバスの屋根に装備したパンタグラフで充電レールから充電するタイプの3種類の方法で充電できる構造になっている。充電出力は充電ケーブルが150キロワット、パンタグラフが300キロワット。ステーション全体の合計出力は1.2メガワットとなる。

ケーブルで充電(写真:ダイムラー)

ケーブルで充電(写真:ダイムラー)

パンタグラフで充電(写真:ダイムラー)

パンタグラフで充電(写真:ダイムラー)


4台を同時に充電でき、4カ所とも通常の充電ケーブルによる充電に対応している。そのうち2カ所がパンタグラフにも対応でき、一つはパンタグラフ式、もう一つが充電レール式になる。システム全体は必要に応じて拡張できるよう、モジュール設計になっている。

eシターロは生産ラインを出た後、同社のテストトラックと公道の両方で一連のテストを受ける。通常のエンジン車の「シターロ」と同じ車両試験および走行試験に加え、eシターロではこの充電ステーションを使った電池関連のテストが追加される。またこの充電ステーションは、顧客が見学に来た場合、実物を見ながら様々な充電技術を説明する施設としても使える。

(ライター 櫛谷さえ子)

[日経 xTECH 2019年8月9日掲載]

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