2019年9月15日(日)

技能実習、5160事業所で法令違反 違法残業など

2019/8/9 10:26
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厚生労働省は9日までに、2018年に実施した外国人技能実習生が働いている事業所への調査で、5160事業所で違法残業や賃金未払いなどの法令違反を確認したと発表した。前年から22%増え、5年連続で過去最多を更新した。

特に悪質だとして労働基準監督署が書類送検などしたのは19件。前年から15件減ったが、厚労省は「実習生を巡る労働問題に注目が集まり、厚労省への情報提供が増えている」とみている。

厚労省は18年、外部からの情報提供や実習生本人の相談をもとに7334事業所を調査した。調査数は前年から23%増えた。うち70.4%に当たる5160事業所で法令違反が見つかった。

最も多かったのは「労働時間」に関する違反で1711件あった。使用する機器の安全対策不足など「安全基準」が1670件、残業代の不払いなど「割増賃金の支払」が1083件と続いた。複数の違反が見つかった事業所もある。

業種別に見ると、「機械・金属」での違反が最も多く、1937事業所と全体の4割弱を占めた。「食料品製造」の936事業所、「繊維・衣服」の502事業所が続いた。

縫製業の事業所で全6人の実習生に対し、計約1千万円の賃金を所定の日に支払わなかったり、労使協定(36協定)を結ばずに月平均178時間の時間外・休日の労働を10カ月間させたりしていた事例などがあった。

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