ロシア首相、北方領土発展へ計画提出を指示

2019/8/9 4:00
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択捉島を訪問したロシアのメドベージェフ首相(2日)=タス共同

択捉島を訪問したロシアのメドベージェフ首相(2日)=タス共同

【モスクワ=小川知世】ロシア政府は8日、メドベージェフ首相がクリール諸島(北方領土と千島列島)でのビジネス活性化に向けた計画案を9月2日までに提出するように関係省庁に指示したと発表した。投資誘致のための税制優遇措置などを検討する。北方領土の開発を独自に進める姿勢を改めて示し、実効支配を強めるとみられる。

計画案の策定を財務省、経済発展省、極東・北極圏発展省と北方領土を事実上管轄するサハリン州に指示した。メドベージェフ氏は北方領土の択捉島を訪問した2日に開いた会合で、北方領土での事業を免税対象にするとの提案に関心を示していた。発展に向けて「特別な手段が必要だ」と述べ、重点的に振興策を導入する構えをみせる。

日ロ両政府は8日、北方四島の共同経済活動で検討する観光事業について専門家会合をモスクワで開いた。日ロ首脳が6月の会談で今秋にもツアーを試行する方針で一致したのを受け、観光庁の幹部らが具体的なプログラムなどを協議した。ロシアが独自に開発を進める立場を強めれば、共同経済活動の具体化がさらに滞る可能性もある。

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