生かすために切る 「空師」に託された遺言のケヤキ
ヒトシズク~あの夏から

ヒトシズク
2019/8/15 5:30
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日本経済新聞 電子版
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本堂の瓦屋根を見下ろす樹上でチェーンソーがうなりを上げる。噴き出した木くずがさらさらと地上に降り落ちる。熊倉純一(45)は7月下旬、埼玉県飯能市にある心応寺の山門脇に立つ高さ30メートルのヒノキとスギの伐採に取りかかった。腰の命綱を幹に回し、スパイクの爪を樹皮に突き立て、次々と枝や幹に刃を入れていく。

熊倉はさいたま市を拠点に巨木、大木や難所の木を伐採する「空師(そらし)」。山林で材木を切り出し…

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