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五輪追加抽選の申し込み開始 68万枚、期限は19日昼

2019/8/8 2:24
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五輪観戦チケットの追加抽選販売が始まった大会組織委の公式ウェブサイト

五輪観戦チケットの追加抽選販売が始まった大会組織委の公式ウェブサイト

2020年東京五輪チケットの第1次抽選の追加抽選申し込み受け付けが8日、始まった。今回の追加抽選では68万枚余りのチケットが販売される。申し込みは公式販売サイトで19日午前11時59分まで受け付け、抽選結果は9月11日にメールやサイト上で通知される。購入手続きは同サイト上で9月24日午後11時59分までとなっている。

大会組織委員会によると、5月に受け付けた抽選では512万人が申し込み、96万人が当選した。当選した人の9割が実際に購入して322万枚のチケットが売れた。一方で一枚も当たらなかった人が416万人に上った。

組織委は「より多くの人に観戦してもらうため」として、一枚も当たらなかった人を対象に追加抽選を実施した。

追加抽選で販売されるのは20競技、170種類の日程・種目。陸上競技などではメダルがかかった人気チケットも販売される予定。申し込みできるチケットは1種類のみで、メダルが決まる試合は4枚、予選だと6枚が上限になる。第2希望まで選択可能だ。

"敗者復活戦"に前回の落選者は「今度こそ」と願いを込めて臨む。第1次の売れ残りとされる追加抽選の対象となった競技の関係者らには戸惑いもある。

「五輪の雰囲気を一番味わえる新国立競技場で観戦したい」。都内に住む会社員の男性(40)は追加抽選のチャンスに「もういちど陸上に申し込む」と意気込む。第1次抽選では陸上競技を3種類の日程で申し込んだが、いずれも外れた。男子100メートルの表彰式や女子5000メートル決勝などが見られるチケットを狙う。

「どの競技でもいいから観戦したい」というのは都内の公務員の男性(50)。「せっかく増えたチャンスを逃すわけにはいかない」と追加抽選に期待する。

追加抽選では20競技で、170種類の日程や種目のチケットが販売され、人気の陸上がマラソンを含めて3種類あるものの、チケットは第1次抽選で余ったものが基本となる。組織委の担当者は「会場の収容人数が多いか、人気があまりないか、どちらかの理由で残った」と明かす。

だが追加抽選の対象となった種目のある競技団体にも理由の説明はなく、関係者は首をひねる。

その一つがカヌーの「スプリント」。直線コースでスピードを競う種目だが、荒々しい流れの中でゲートを通過しながらゴールを目指す「スラローム」に比べて認知度が低い。

スラロームは16年のリオ大会で日本勢が銅メダルを獲得して注目競技になっただけに、日本カヌー連盟の担当者は「スラロームは売れたけど、スプリントは人気がなかったということか」といぶかる。

一方で会場の収容人数はスラロームが7500人で、スプリントは1万2800人と差がある。「スプリントが(追加抽選の)対象になった理由を知りたい」と望む。

開閉会式や陸上競技などメイン会場となる新国立競技場(手前中央)

開閉会式や陸上競技などメイン会場となる新国立競技場(手前中央)

女子のハンドボールは予選から準決勝まで、多くのチケットが追加抽選される。

日本ハンドボール協会の担当者は「スピードとパワーのスポーツで男子と比べると女子は注目度が低いという部分はある」と冷静に分析。「最近は女子の日本代表は強くなっている。その姿を多くの人に見てもらいたい」とアピールする。

早稲田大の原田宗彦教授(スポーツマーケティング)は、第1次抽選では大会関係者らも落選しており、「非常に公正公平な抽選が行われた」と受け止める。

落選者のみが申し込める追加抽選については組織委の幹部は「会場を埋めることが重要。一枚でも多く売ることに、これからも手を尽くす」と強調する。だが原田教授は「申し込みの機会に差がついてしまう。追加抽選をせずに、第2次抽選で再び同じ条件で受け付けるほうが公正だった」と指摘している。

第2次抽選は秋以降に実施される。当初は先着順で実施する予定だったが、第1次抽選の混雑状況を踏まえて抽選に切り替えることを決めている。

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