2019年9月20日(金)

シリアでIS復活中 米国防総省が警告

2019/8/7 19:03
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【ワシントン=共同】米国防総省の監察官は6日、トランプ大統領が3月に完全制圧を宣言した過激派組織「イスラム国」(IS)がシリアで勢いを盛り返して復活しつつあると警告する報告書を公表した。

報告書はシリアでのIS復活の理由の一つとして米軍の撤収を挙げた(2018年11月、シリア東部)=ロイター

報告書は「ISは支配地域を失ったにもかかわらず、イラクで戦闘能力を強化し、シリアで勢いを復活しつつある」と強調。最近は大規模な攻撃や支配地域の確保は試みておらず、両国で金融ネットワークの再建を図っている可能性があると指摘した。

米軍が一部撤収したことによりIS残存勢力との戦闘に支障が出ているほか、米軍と連携してきた少数民族クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)支援も減少したとしている。

また、米軍などによる避難民キャンプの監視が減ったことでISの過激思想がキャンプ内で広まり、新たな戦闘員が生まれる可能性を懸念した。

報告書は今年4月1日から6月30日までのIS掃討作戦の状況について説明している。

前回大統領選時から外国駐留米兵の早期帰還を訴えてきたトランプ氏は昨年12月、約2千人のシリア駐留米軍を完全撤収させる方針を突如発表したが、その後、一部残留に変更。3月下旬にはIS支配地域を完全に制圧したと発表したが、その後も掃討作戦が続けられている。

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