ワクチン接種誤り7千件超 期限切れ、針の再使用も

2019/8/7 18:36
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2017年度の感染症の定期予防接種で、接種間隔の誤りや、期限切れのワクチンの使用といった不適切な事例が7787件あったことが7日、厚生労働省のまとめで分かった。同省の専門家部会で報告された。看護師の指に刺さった針をそのまま使うなどしたケースも11件あった。

こうした誤りに関連し、発熱や腫れなどが35件報告されたが、重大な健康被害はないという。

17年度の延べ接種回数は約4632万回で、接種10万回当たり約17件の誤りがあった計算。14年度は5685件、15年度6168件、16年度6602件と増えているが、延べ接種回数も増えており、10万回当たりの誤りは横ばいという。厚労省は「誤りの報告が徹底されてきた」と説明した。

厚労省によると17年度の誤りで最多だったのは、複数回接種するワクチンの間隔を誤った4025件で、半数以上を占めた。接種回数を誤るなどして不要な接種をしたのが977件あった。

接種対象者を誤ったのが326件。日本脳炎ワクチンを接種すべきだった弟と、おたふくかぜワクチンを接種予定だった兄を取り違えた例もあった。接種するワクチンの種類を間違える例も170件あった。

針を巡る事故では、結核を予防するBCGワクチンの集団接種で使用済みの針を使った例があった。〔共同〕

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