2019年9月22日(日)

ジンズHD、近視進行を抑制する機器
慶大発スタートアップと共同開発

2019/8/7 17:18
保存
共有
印刷
その他

眼鏡専門店「JINS」を運営するジンズホールディングスは7日、近視の進行を抑制する医療機器の開発に取り組むと発表した。慶応義塾大学発のスタートアップ企業が協力する。機器は眼鏡型で、近視進行の抑制に効果があるとされる「バイオレットライト(紫光)」を照射する機能を搭載する。近視が進行しやすい小学生を対象に、2023年以降の販売を目指す。

ジンズホールディングスの田中仁社長(左)と、慶応義塾大学の坪田一男教授が会見に出席した(7日、東京都港区)

慶大医学部の坪田一男教授が社長を務める坪田ラボ(東京・新宿)と共同開発する。眼鏡フレームの内側に搭載したライトから、小学生が屋外に3時間いた時に浴びるのと同量の紫光を放射する。機器は子供でも掛けやすいよう軽量で弾力性に優れた設計とする。

紫光は太陽光に含まれる波長360~400ナノ(ナノは10億分の1)メートルの光を指す。近視の進行を抑制するという研究成果が発表され注目を集めている。一般的に窓ガラスなどは透過しないため、ジンズHDは屋内活動が中心の現代では子供の近視進行の危険性が増しているとする。

今後は両社で商品の効果を検証する治験を進め、23年をめどに医療機器としての製造販売承認の取得を目指す。ジンズHDの田中仁社長は「価格は未定だが、多くの子供に掛けてもらえるようリーズナブルな価格を目指す」と話している。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。