曙ブレーキ、200億円の使い道に募る不安
証券部 山田航平
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経営再建中の曙ブレーキ工業の業績悪化に歯止めがかからない。2019年4~6月期は主力の北米での苦戦などが響いて連結最終損益が88億円の赤字となり、6月末時点で4億円強の債務超過に陥った。7月に事業再生ファンドから200億円を調達することで合意したものの、大半は生産能力を削減するための「止血」に充てる。200億円の調達そのものについてもハードルが残っており、再建に向けての霧は晴れない。
「7~9月...
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