昭和電工CFO「輸出申請中」 対韓向けフッ化水素

2019/8/7 15:49
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昭和電工の竹内元浩最高財務責任者(CFO)は7日の決算会見で、韓国向けの輸出管理が厳格化されたフッ化水素について、「現状では輸出審査の最中だ」と述べた。同社は7月中旬に経済産業省に輸出許可の申請を行ったもようだが、2週間以上にわたって手続きが行われている。

会見する昭和電工の竹内CFO(7日、東証)

日本政府は対韓輸出管理の厳格化に踏み切るに当たり、7月4日からフッ化水素、レジスト(感光材)、フッ化ポリイミドの3品目を先行して対象品目に指定した。

昭和電工は半導体基板の洗浄や回路の溝付けに使うフッ化水素の主要メーカーの1社だが、「今年下期に向けても韓国向けの輸出厳格化による業績への影響は軽微だ」(竹内CFO)とした。

同社は同日、2019年12月期通期の連結純利益が前期比19%減の900億円になりそうだと発表した。同8%増の1200億円としていた従来予想を下方修正し、一転して減益になる。

収益源である製鉄用に使う黒鉛電極での欧州や中国向けの需要減や、石油化学品の市況悪化が重荷となる。売上高は同1%減の9800億円を見込む。

あわせて発表した19年1~6月期決算は、純利益が前年同期比14%増の658億円、売上高は同4%増の4754億円だった。

(後藤宏光)

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