2019年9月17日(火)

NYダウ6日ぶり反発、311ドル高 人民元安抑制期待

2019/8/7 5:16
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ダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反発した(写真はニューヨーク証券取引所)=AP

ダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反発した(写真はニューヨーク証券取引所)=AP

【ニューヨーク=伴百江】米中貿易摩擦の悪化で前日に急落した米株式市場で6日、ダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反発し、前日比311ドル(約1.2%)高の2万6029ドルで取引を終えた。中国の金融当局が人民元の急落を抑制する姿勢を示したことで、米中対立への懸念が和らいだ。

【関連記事】VIX高止まりに警戒感 投資家はさらなる下落に備え

米財務省が5日夕に中国を「為替操作国」に指定したのに対し、中国人民銀行(中央銀行)は「為替を貿易戦争の道具として使用していない」と表明。人民元の対ドル基準値を市場実勢よりも高く設定する介入を実施した。米ブルームバーグ通信によると、中国人民銀行は6日、複数の外資系企業を招いた会合で人民元が今後大幅に下落することはないと説明したという。

一方、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は米メディアに、トランプ米大統領が貿易協議で中国代表団との会談開催を9月に計画していると語った。

これらを受け、市場では米中の強硬姿勢が和らいだとの見方から、前日に投資家の間で強まったリスク回避姿勢が後退し、株式に買いが入った。とくに米中貿易摩擦の打撃を受けやすい業種として前日に急落したグローバル企業の株価が大きく反発。ナイキやアップル、ユナイテッド・テクノロジーズなどの株価が急伸した。

ただ、ダウ平均は前日に下落した767ドルの半分もまだ回復しておらず、米中貿易摩擦の悪化を材料にした株式の売りが一巡したかどうかは不透明だ。市場関係者の中には「8月半ばから10月半ばにかけての株式相場は年間でも最も軟調で不安定になりやすい時期。6日の相場急伸が一時的なものか投資家心理の上向きかどうかを判断するのはまだ難しい」(カナダ資産運用会社SIAウェルス・マネジメントのチーフ市場ストラテジスト、コリン・シージンスキ氏)との声も出ていた。

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