2019年9月21日(土)

フィリピン、デング熱の大流行宣言600人超死亡

2019/8/6 22:02
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【マニラ=遠藤淳】フィリピン保健省は6日、蚊が媒介するデング熱が全国で大流行する恐れがあるとの宣言を出した。感染者数は1月から7月20日までで14万6062人と前年同期の2倍に達し、622人が死亡した。6月に雨期に入ってから一段と増えており、異例の宣言で蚊のすみかを撤去するなどの対策を取るよう各地の自治体などに促す。

フィリピン政府がデング熱ワクチンの使用中止を決め、箱に戻す担当者(2017年12月)=AP

今年のデング熱の感染者数は例年よりも多く、6月に雨期に入ってから急増する兆しが出ている。保健省は7月15日に警報を出したものの、14~20日の一週間で1万502人が新たに感染し、発令の内容を強めた。雨期が終わる10月ごろまで週1万人前後の感染者が出る可能性があるとしている。

フィリピンではデング熱は3、4年周期で大流行してきた。今年は1092人の死者を出した16年を上回り、過去最悪となる可能性があるという。デング熱のワクチンを巡っては、接種を受けた子供が副作用で死亡した疑いがあり、フィリピン政府は17年末に使用を中止している。

デング熱は東南アジアで感染が広がっている。世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局によると、6月時点のフィリピンの感染者数は10万人超で、ベトナムが8万人超、マレーシアが7万人弱と続く。

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