最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 22,079.09 +34.64
日経平均先物(円)
大取,19/12月 ※
21,910 +40

[PR]

業績ニュース

ダイキン、4~6月純利益6%増 6年連続最高益
日欧で空調伸びる

企業決算
2019/8/6 20:30
保存
共有
印刷
その他

ダイキン工業の業績拡大が続いている。6日発表した2019年4~6月期の連結決算は純利益が前年同期比6%増の631億円だった。省エネ効果を背景に国内や熱波が襲った欧州などでエアコンが好調。半導体市況悪化で産業向け素材を扱う化学事業は苦戦したが、4~6月期として6年連続の最高益を確保した。今後は一部で空調販売に減速感のある中国市場や円高による影響をどうしのぐかが課題となる。

営業利益は8%増の896億円。純利益と営業利益は事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス)をそれぞれ20億円程度上回った。

売上高は4%増の6812億円だった。エアコンなど空調事業は地域別では日本が12%増とけん引した。昨年は猛暑による需要急増でエアコンの設置工事に時間がかかったため、需要期を避けようと前倒しで購入する顧客が多かった。首都圏などで活発な再開発を支えに業務用や、児童や生徒の健康配慮から学校用が伸びた。

欧州は7%増だった。地球温暖化への影響が少ない冷媒を使った製品がフランスや英国で売れた。6月下旬の熱波以降、普及価格帯の家庭用エアコンの受注は昨年に比べて2倍以上に増加。新興国では省エネ性能の高い製品がインドやタイを中心に販売を増やした。

米中貿易摩擦による影響が懸念される中国は4%減った。現地通貨ベースでは3%増だったが、人民元安が響いた。販売店網を強化している内陸の地方都市は好調な半面、上海など沿海部が伸び悩んだ。中国での空調事業の営業利益率は25%超と高く、中国市場の動向が収益に与える影響は少なくない。

米国による中国への追加関税で、米国で販売する空調機器に使う中国製部品のコストが15億円増加。コスト削減や価格転嫁で補った。化学事業は売上高が12%減、営業利益が21%減と厳しかった。米中摩擦や中国経済の減速に伴い、半導体製造装置などに使うフッ素樹脂が落ち込んだ。

20年3月期通期予想は営業利益で前期比3%増の2850億円などとする従来計画を据え置いた。達成すれば7年連続での営業最高益だ。

また「挑戦目標」として2950億円の営業利益を掲げる。想定為替レート(1ドル=108円)よりも足元の相場は円高だが、ダイキン幹部は「挑戦目標に対して順調に進んでいる」と述べた。対ドルで1円の円高は輸出採算悪化などで営業利益を18億円押し下げる。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム