米中対立、日本悩ます 日銀は円高圧力を懸念
長期金利マイナス0.215%容認
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米中対立に伴う金融市場の動揺が政府・日銀を悩ませている。6日には円相場が一時1ドル=105円台半ばまで上昇した。長期金利は約3年ぶりに一時マイナス0.215%まで低下し、日銀の誘導範囲の下限であるマイナス0.2%を割り込んだ。日銀は景気や物価の下振れリスクが高まれば「ちゅうちょなく追加的な緩和措置を講じる」としているものの、さらなる金融緩和は副作用を招くジレンマも抱えている。
6日の東京市場では円相場...
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