2019年9月19日(木)

東芝ライフスタイル、時短性能に特化した洗濯乾燥機

2019/8/6 15:26
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東芝ライフスタイルは6日、家事の時間を軽減する「時短ニーズ」に合わせたドラム式洗濯乾燥機を発表した。同社初となるスマートフォン連携機能付きで、洗濯から乾燥まで遠隔操作できる。部屋干ししても洗濯後の匂いが気にならない脱臭機能も搭載。今年10月に始まる予定の消費増税の駆け込み需要を見越し、従来予定より1カ月早い9月に販売する。

東芝ライフスタイルが今秋に発売する洗濯乾燥機「TW-127X8」は、洗濯機「ZABOON(ザブーン)」シリーズにとって18年10月以来の新作。洗濯機のドラム部分に直接薄型のモーターを設置したり、スポーツカーなどに使われる振動吸収部材を搭載したりすることで低騒音を実現した。容量は洗濯機の場合で12キログラム、乾燥機で7キログラム。

新製品は従来製品に比べ、家事の時間を減らす「時短ニーズ」に応える機能を多く搭載。スマホに専用アプリをダウンロードすれば、洗濯機の稼働時間を遠隔で操作できる。液体洗剤を洗濯機内に最大約1リットル、柔軟剤は最大で約700ミリリットルを充填しておくことができ、洗濯機内の衣類の容量に合わせて自動的に注入量を調整する。

乾燥時の風量も従来比で約1.5倍に強めた。洗濯容量が7キログラムだった場合、洗濯から乾燥までを約108分で終わらせる。

室内で洗濯物を干す共働き世帯などが増えていることもあり、洗濯物の脱臭機能も強化。洗剤を混ぜ合わせた「抗菌ウルトラファインバブル」と呼ぶ1マイクロメートル未満の小さな泡が衣類の繊維の隙間に入り込むことで、黄ばみの原因となる皮脂汚れや匂いの発生源となるたんぱく質汚れを落とす。水道水を使って洗った場合と比べて、匂いは約40%削減できる。洗濯物は銀イオンでコーティングされ、雑菌の繁殖を抑えられるという。

価格はオープンで、本体色は「グレイブラウン」と「グランホワイト」の2種類を用意。東芝ライフスタイルは例年10月に洗濯機の新製品を発表しているが、消費増税の駆け込み需要を見越して1カ月前倒しで販売する。月に5000台を販売する計画をたてる。

東芝ライフスタイルは2016年6月に中国の家電大手である美的集団(マイディアグループ)の傘下に入り、事業構造改革を進めたことで18年に黒字転換した。都内で開いた記者会見で東芝ライフスタイルの小林伸行社長は「マイディア製品と部材の共通化を進めていく」と話し、マイディア、東芝ライフスタイル双方の製造拠点で製品を生産できる体制を構築していく方針を示した。22月3月期までに生産規模を現在比2.2倍に高め、よりコスト競争力のある製品ラインアップの拡充を目指す。

(高木雄一郎)

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