アルプスアルパイン、気圧と水圧の両方測定可能に

2019/8/6 13:52
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アルプスアルパインは、気圧と水圧を1つのセンサーでまとめて計測できる圧力センサーを開発したと発表した。センサーの設計や構造を工夫することで、細かな気圧の変化や圧力の大きな水中でも幅広い範囲の圧力を計測できる。スマートウオッチや計測機器(メーター)など多様な機器に適用できる。省電力で稼働するため、電池の駆動時間を長持ちさせられる。

アルプスアルパインが開発した圧力センサー「HSPPAD143A」

新開発した圧力センサー「HSPPAD143A」は、防水機能を持たせたMEMS(微小電子機械システム)センサーの一種。圧力検知部の厚みやひずみを最適化することで、気圧だけでなく水圧も計測できるようになった。標高9000メートルから水深10メートルまで対応する。

気圧の変化を細かく読み取ることができるため、例えば階段や坂道の上り下りといったわずかな変化を読み取ることもできる。身に着けて使用する活動量計などに応用できるという。

もともとはダイバーズウオッチを開発する企業から「陸上でも水中でも使える、ウエアラブルデバイスを開発したい」と依頼を受け、新センサーの開発に着手した。気圧と水圧の両方を測定できる圧力センサーは珍しい。

専用のICを搭載し、省電力時に1.8マイクロ(マイクロは100万分の1)アンペアの消費電流で稼働する。サンプル価格は税別550円で、7月から量産を始めた。8月からは1カ月に10万個を生産する計画だ。

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