オリパラ考

フォローする

食堂・シャワー・通路に配慮 パラ選手にも「虎の穴」

Tokyo2020
2019/8/8 5:30
保存
共有
印刷
その他

東京都北区にある国立スポーツ科学センター(JISS)、ナショナルトレーニングセンター(NTC)を広げる「NTC拡充棟」が6月末に竣工した。地上6階地下1階の新施設はパラ選手用にバリアフリーなのが特徴だ。

医科学的な観点から日本のスポーツを側面支援し、五輪でのメダル獲得を増やそうとJISSが作られたのが2001年。04年アテネ五輪で金16を含む37個ものメダルをとったことも追い風となり、トレーニングができる競技を追加したNTCが08年、JISSの隣に全面オープンする。この時、パラ選手による使用は想定していない。

だが13年秋に20年東京五輪・パラリンピック開催が決定。14年度にパラの競技スポーツ事業が厚生労働省から文部科学省へ移管されたこともあり、15年度から、パラ選手も強化のためNTCなどを使えるようになった。さらに、パラ特有のボッチャなどができる共用体育館を備え、オリ・パラ共同で使える卓球やフェンシング、水泳など5競技の施設を従来のNTCなどから移すために新設されたのが拡充棟だ。

施設内には段差がなく、ドアは車いす選手が使いやすいよう、これまでの手前に引く形から横に引くスライド式に変更。シャワーの位置や食堂の配膳台を低くした。エレベーターも車いすが4台乗れる大きさだ。車いすバスケットボールで使う、車輪がハの字で幅広の車いすもすれ違える通路にしてある。宿泊区画には、障害の重い選手と介助者も、一緒に泊まれるコネクティングルームを12室備えた。

パラ選手による試験運用がすでに始まっており、正式オープンは9月。来年の本番に向け、強化の「虎の穴」となることが期待される。

(摂待卓)

オリパラ考をMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

電子版トップスポーツトップ

オリパラ考 一覧

フォローする
今のラグビー日本代表には驚くほどの一体感と求心力を感じる

 ラグビーワールドカップ(W杯)で、にわかラグビーファンが急増している。恥ずかしながら、自分もその一人。学生時代は大好きで記者1年目はラグビー担当だったのに、1990年代半ば以降、仕事以外ではテレビ観 …続き (10/11)


 9月9日に千葉市付近に上陸した台風15号は、広範囲で停電を引き起こすなど大きな被害を出した。古来、台風が来たり強風が吹いたりする日とされる「二百十日」とは、9月1日前後を指す。来年は同時期に東京パラ …続き (10/10)

バドミントンの中国オープンで初優勝を飾った桃田賢斗=ゲッティ共同ゲッティ共同

 バドミントン男子の桃田賢斗(25、NTT東日本)がレジェンド(伝説)と呼ばれる存在へと着実に歩んでいる。8月の世界選手権で連覇を果たし、9月も中国オープン、韓国オープンとワールドツアーを2週連続で優 …続き (10/4)

ハイライト・スポーツ

[PR]