「FRBの独立性は重要」 4人の元議長、異例の寄稿

2019/8/6 10:17
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【ニューヨーク=後藤達也】米連邦準備理事会(FRB)の4人の元議長が5日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)への連名の寄稿で、FRBの独立性の重要性を訴えた。寄稿では「FRB幹部が政治的な理由で解任や降格される脅威にさらされてはならない」と主張し、トランプ米大統領の名指しは避けたが最近の政治介入を非難した形だ。

寄稿はボルカー、グリーンスパン、バーナンキ、イエレンの4氏で、存命する元議長の全員にあたる。共同で現政権を事実上批判するのは極めて異例だ。

トランプ氏は昨年後半からFRBへの政治介入を強めてきた。パウエル現議長の解任もちらつかせ、露骨に利下げ要求を繰り返している。パウエル氏は7月末の利下げを「政治的な配慮は決してなかった」と話したが、政治圧力に屈したとの見方が多い。

寄稿では「政治的な要求に基づいた金融政策は長い目で見た経済の悪化をもたらす」と指摘した。そのうえで議長の人選は「候補者の政治的立場ではなく、議長としての遂行能力や誠実さで選ばれる」と訴えた。

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