2019年9月15日(日)

米銃乱射事件、犯行声明投稿のネット掲示板が停止

2019/8/6 5:22
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【シリコンバレー=中西豊紀】米テキサス州で3日起きた銃乱射事件で、容疑者が犯行声明を投稿した「8チャンネル」と呼ばれるネット掲示板が閲覧できない状態になった。4日に同掲示板の提携企業が今回の事件を受けてサイト運営に必要なサービスを停止したため。同掲示板は移民排斥や性差別など反社会的な書き込みで知られる。これまでも犯罪の温床になるとして問題視されてきたが、改めて批判が高まっている。

米テキサス州で3日起きた銃乱射事件では22人の命が奪われた(5日、エルパソ)=ロイター

8チャンネルは米国で運営されているネット掲示板。テキサス州エルパソで起きた銃撃事件では、犯行直前に犯人が同掲示板に「移民排斥」を訴える声明を掲げていた。3月にニュージーランドのクライストチャーチで起きた銃撃事件も、犯人が自らを正当化する声明を投稿していた。

米国ではテキサスとオハイオで相次ぎ銃犯罪が起きたことで「犯罪を助長する」として8チャンネルへの批判が高まっている。同掲示板にネットワークのセキュリティー機能を提供していた米サンフランシスコのクラウドフレア社は4日、サービス提供の停止を発表。このため米国時間5日昼の時点で掲示板は使用不能となっている。

ただ、別の会社が8チャンネル向けにビジネスを提供すれば再開は可能だ。クラウドフレアのマシュー・プリンス最高経営責任者(CEO)はブログで「今回の措置でネット上の憎悪が無くなるわけではない。ネットから8チャンネルを排除することにもならない」と述べた。銃規制や社会の分断にメスを入れない限り犯罪そのものは無くならない。

8チャンネルの弊害はたびたび米社会で話題に上っており、2015年にはグーグルが幼児の性的虐待に関する投稿があるとして検索結果にサービスを表示できないようにした。今回、ツイッター上に8チャンネルの公式アカウントがあることから同社の対応にも注目が集まっている。

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