2019年9月23日(月)

シリア北西部で政府軍が戦闘再開 停戦遠のく

2019/8/6 4:01
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【ナイロビ=木寺もも子】シリアのアサド政権軍は5日、イドリブ県などのシリア北西部での軍事作戦を再開すると明らかにした。同地域は反体制派の最後の拠点で、政権側は1日、条件付きの停戦に合意していたばかりだった。シリア北西部では昨年9月に合意した停戦合意が事実上の崩壊状態にあり、本格的な停戦が再び遠のく可能性がある。

シリア北西部アレッポは戦闘により各地にがれきが見られる(7月)=AP

政権軍は5日、国営メディアを通じ、軍事作戦の再開を表明した。非武装地帯(DMZ)からの反体制派の撤退や重火器の撤去などといった停戦合意の条件が「満たされなかった」と理由を説明し、反体制派や支援するトルコを非難した。政権軍はトルコとロシア主導の協議を受けて1日夜以降、空爆などを停止していた。

反体制派のイスラム過激派組織は停戦合意に対し、部隊の撤退を拒否するなどの強硬姿勢を示していた。過激派組織は国際テロ組織アルカイダ系で、より穏健な反政府勢力を支援していたトルコが過激派組織に指導力を発揮できているかはっきりしない。

イドリブ県などシリア北西部では2018年9月、政権側と反体制派を支援するトルコなどの間にDMZを設置し、停戦することで合意。同地域を除くシリアの大部分を掌握したアサド政権軍からの大規模な攻撃を免れていた。

しかし19年4月以降、政権側による大規模な空爆が続いており、停戦合意は事実上の崩壊状態にあった。停戦に向けた動きはみられたものの実らず、国連は4月以降の約3カ月の間に約40万人が避難したとしている。

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