英、有志連合参加へ 米の要請受諾 日本に影響も

2019/8/6 1:13
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7月、ホルムズ海峡でイランに拿捕(だほ)された英国船籍の石油タンカー「ステナ・インペロ」=AP

7月、ホルムズ海峡でイランに拿捕(だほ)された英国船籍の石油タンカー「ステナ・インペロ」=AP

【ロンドン=佐竹実】英政府は5日、中東のホルムズ海峡を航行する船舶の安全確保に向けて米国が呼びかけた有志連合に参加すると発表した。英海軍が米国とともに連合の中で主導的な役割を果たす。主要国で参加を表明したのは英国が初めてとみられる。今後、参加を検討する日本にも影響を与えそうだ。

英国防省は「航行の自由を守るためにあらゆる手を尽くす」とのコメントを公表した。英国はこれまで、有志連合に参加するかどうかの態度を示していなかった。イランが敵視する米国主導の枠組みに加わらないことでイランに配慮するとの見方もあった。だが、ポンペオ米国務長官は東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会議で各国に改めて参加を呼びかけており、こうした動きに応じた。英国のジョンソン新政権はトランプ政権との関係を重んじた形だ。

ただ、ラーブ外相はイランとの関係についても一定の配慮を示した。5日の声明で「イランの核合意を維持し、緊張の緩和に努める」とした。

英領ジブラルタル当局は7月4日、イランのタンカーを欧州連合(EU)の対シリア制裁違反の疑いで拿捕(だほ)した。19日にはホルムズ海峡で英船籍のタンカーがイラン当局に拿捕され、現在も拘束が続いている。

メイ前政権下では、ハント外相(当時)が7月下旬、ホルムズ海峡を通る民間船舶を保護するため、欧州主導の海上保護部隊を結成する方針を表明。フランスなどが賛同を示していた。

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