大野氏、鉄道延伸など重点政策に 埼玉県知事選、記者会見
8月25日投開票の埼玉県知事選に出馬を表明している大野元裕前参院議員(55)は5日夕方、記者会見を開き、政策を発表した。日暮里舎人ライナー、都営大江戸線、都営三田線、多摩都市モノレールの延伸を掲げた。エネルギー拠点を中心に職住接近したコンパクトシティーづくりを進める「埼玉版スーパー・シティ構想」も重点政策として訴えた。
上田知事が注力した健康増進やエコタウン、ウーマノミクスの「3大プロジェクト」も発展させる。日暮里舎人ライナーなど、東京都と埼玉県の県境近くを走る鉄道を埼玉県内まで延伸する「あと数マイルプロジェクト」、東京五輪などを契機に多文化交流を進める「世界のSAITAMAプロジェクト」を新たに加え「5大プロジェクト」として推進する意向を示した。
エコタウンプロジェクトの一環として挙げる「埼玉版スーパー・シティ構想」では小さなコミュニティーづくりやIT活用を進め、高齢者や子どもの見守りにもつなげる。大野氏は5日の記者会見で「少子高齢化がもたらす様々な問題を一気に解決するプロジェクトだ」と強調した。
記者会見には上田清司知事も同席した。