2019年8月23日(金)

青森大、薬学部に創薬研究拠点を創設
北海道大の瀬谷教授を所長に

北海道・東北
2019/8/5 18:24
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青森大学は薬学部に創薬研究拠点「青森ねぶた健康研究所」を開設した。がんの免疫療法に携わる北海道大学の瀬谷司教授を所長に招いた。瀬谷教授が特許を持つ、副作用のない免疫増強剤をがん治療薬として創薬することを目指す。5日の開所式で瀬谷薬学部教授は「健康寿命を延ばす、そのために仕事をする」と意欲を示した。

国から2019年度を初年度とする3年間で約3億円の支援を得て、動物実験を経て臨床段階の前まで研究開発を進める。研究開発するがん治療薬は「オプジーボ」と同様の免疫療法。瀬谷教授は「オプジーボは免疫のブレーキを解除する役割だが、それとは違い、免疫のアクセルを強める薬」と説明。オプジーボと併用することも可能だという。

創薬の重要なプロセスの臨床段階では「2~3年で数百億円という莫大な資金が必要になる」(瀬谷教授)という大きな壁があるが、弘前大学の若林孝一医学部長は「副作用がない、というのが大きなメリット。(スポンサーとなる)製薬企業は集まってくるだろう」と、乗り越えられる可能性を話す。青森大学の金井一頼学長は「研究所をベースに青森県の短命県返上に貢献していく」と述べた。

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