住友ベークライト、19年4~6月期純利益4%減
住友ベークライトが5日発表した2019年4~6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比4%減の39億円だった。中国を中心に世界で自動車販売が減り、車の内装材向けの高機能プラスチックが振るわなかった。研究開発費の税額控除が増えて税負担は減少したが、補えなかった。
売上高にあたる売上収益は4%減の523億円、営業利益は16%減の43億円だった。半導体需要が落ち込んだため、切り分けたチップを保護する封止材向けのエポキシ樹脂などの供給が減った。
一方で成長分野に位置づける医薬品分野の事業利益は24%増えた。後発薬向けの医薬品包装用シートが伸びた。
20年3月期通期の業績見通しは据え置いた。売上収益は前期比3%増の2200億円、純利益は微増の151億円を見込む。
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