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悩み簡単解決 振るだけで寄るアプローチ術(上)

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2019/8/21 5:30
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 米南フロリダ大学で特待生としてゴルフ部で活躍、日本に帰国後、インストラクターを生業とし、TVなどメディアに登場。現在は独自の理論を構築し、銀座ゴルフアカデミーの主幹として生徒をシングルハンディに導いている。そんな吉本巧プロがアプローチに悩む読者のために、振るだけでうまく打てる方法を伝授してくれた。誰もが簡単にできるナイスアプローチ術だ。(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.43」から)

アプローチに悩むゴルファーに、吉本巧プロが振るだけでうまく打てる方法を伝授する

アプローチに悩むゴルファーに、吉本巧プロが振るだけでうまく打てる方法を伝授する

──最近、一時よりも80台前半が出なくなったなと思ったら、アプローチがかなり悪くなっていると友人から指摘されました。自分では加齢とともに体が硬くなり、ショットが悪くなったと判断していたのですが、実はアプローチだったわけです。振り返ってみたら、ピンに寄っていない。それも年間を通してです。

吉本 アプローチでひどいミスがないために注視していなかったわけですね。しかし、ピンに寄らなければ、なかなかパーにはできない。90を切るのが精いっぱいだったでしょう。

──まさにその通りで、ショットが悪いと90台にもなります。

吉本 それでショットに目がいってしまうのですね。しかし、ショットがそこそこでもアプローチでしっかり寄せられれば、80台前半であがれるし、シングルハンディにもなれます。実際、シングルプレーヤーでアプローチの巧みな人はとても多いです。

──確かにその通りですね。しかし、アプローチが悪いと指摘されたときに、アドレスやスイングはよかったときと同じです。しかし、同じに構えて振ってもよかったときのようには寄らないのです。

吉本 それは自分がそう思っているだけで、実はアドレスもスイングも違っているのでしょう。それを放っておくと、徐々にさび付いて、トップやザックリが起きてきますよ。

──実はもうその兆候があります。トップやザックリすればすぐにダボです。打つのが怖くなって、ミスが続きます。緊張して体が硬直し、手が動かなくなります。

吉本 壊れ始めですね。さび付いて壊れていく。今すぐに修繕しないといけません。それも一から直したほうがいい。そのほうが早いからです。アプローチに自信がない人や、うまく打てたためしがないという人、これから私が行うアプローチレッスンをぜひとも実践してください。アドレスをマスターするだけで、誰でも簡単にうまくアプローチできます。

──それはうれしいです。一から直すといっても大変そうではないですね。早速お願いします。

吉本 アプローチは生の芝で練習するのが一番です。コースでやりましょう。

基本その1 30ヤード以内のショートアプローチ

吉本 フェアウエーやグリーンなど芝のメンテナンスがとてもよい埼玉県の越生ゴルフクラブにやってきました。2グリーンで一つ一つのグリーンが小さいため、このコースでよいスコアを出そうと思ったら、よりアプローチが重要になりますね。

──そう思います。なかなかグリーンをとらえられないコースです。それだけにピンから30ヤード以内なら1ピンには寄せたいです。

吉本 私が教えるアプローチなら、いきなりそのことがほぼ100%可能になりますし、少し練習して距離の違いをマスターすれば、1メートル以内に寄せられるようになります。

──ぜひ、教えてください。

吉本 使うクラブは48度~52度のアプローチウエッジで、大事なのはアドレスです。「小文字y打法」と呼んでいます。つまり、30ヤード以内のアプローチでは、アドレスで小文字の「y」を作ります。

どのようにするかというと、(1)ボールは体の真ん中で、ソールをぺたんと地面につけ、グリップは短めです。(2)両足はスクエアスタンス。(3)フェース面もスクエアにし、(4)10ヤードの距離なら、スタンス幅は両足の間に足が1つかその半分入るくらい。かなり狭くなります。そうして、(5)普通に構えたら、腰を左に少しスライドさせます。(6)手も腰につれて左に移動するので、自然にハンドファーストになります。しかし、頭の位置はいつも通りで動かさないため、体は「く」の字になります。上半身の軸が少し右に傾いた状態になります。

ピンまで30ヤード以内のアプローチはAWを使い、「小文字y」のアドレスを作る。フェースもスタンスもスクエア、ヘッドのソールをぺたんとつける

ピンまで30ヤード以内のアプローチはAWを使い、「小文字y」のアドレスを作る。フェースもスタンスもスクエア、ヘッドのソールをぺたんとつける

──正面から見させてもらうと、確かに左腕とシャフト+右腕で「y」の字になっています。自分も(1)~(6)の手順でアドレスを作ってみますね。

吉本 スタンスとフェースはオープンにしない。そこにやさしく打てる鍵があります。なかなかいいですが、腰を左にスライドさせたと同時に頭も左に動いています。これではうまく打てません。それと「y」字になるように。もう少しハンドファーストにしてください。

──自分では頭まで左に動かしたつもりはないのですが、動いてしまうのですね。それにハンドファーストも結構しているつもりなのですが。

吉本 左腕とシャフトが一直線になるようにしてください。そうして「y」字にできれば、そのままストロークしても自然にうまく打ててしまうので、大事なポイントです。

──これくらいでしょうか? 自分ではかなりのハンドファーストで、フェースがかなり被って見えます。

吉本 それでいいです。そのアドレスをスマホで写真に撮ってみましょう。

──写真で見ると、吉本プロのアドレスに似ています。ハンドファーストもちょうどよいし、頭も左に動いていない。上体の「く」の字もできている。何より小文字の「y」になっています。

吉本 完璧ですよね。アプローチをうまく打つなら、このアドレスは絶対に必要です。いつもスマホで写真に撮ってチェックするとよいですよ。

──本当ですね。

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