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得意のドリブルで攻撃けん引 バスケ藤岡麻菜美(上)

2019/8/10 5:30
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スターの退陣はそのまま後継レースの始まり。東京五輪で初のメダルを目指す女子バスケットボール日本代表で、藤岡麻菜美(JX-ENEOS)は司令塔争いのただ中にいる。長年代表をけん引した吉田亜沙美が3月に現役引退。所属先と代表でその背中を追ってきた25歳は「1年後、先発でコートに立つのは自分」と強い覚悟をにじませる。

8強止まりだった2016年リオデジャネイロ五輪以降、日本は速い展開や外角シュートに磨きをかけた。攻撃のタクトを振るポイントガード(PG)として直近の合宿に招集された精鋭4人は、3点シュートやスピードなど持ち味がそれぞれ違う。藤岡にも、ドライブからのシュートやアシストで自分の色を出してきた強い自負がある。

東京五輪出場へ「次は絶対」と意気込む

東京五輪出場へ「次は絶対」と意気込む

右、左と交互にボールをついて相手の重心を傾け、逆側からずばっと抜いていく「クロスオーバー」。この得意技で日本を救ったのが3連覇を果たした17年のアジアカップだった。正PGの吉田が大会中に故障。強豪、中国との準決勝で先発起用されると、迷いなくゴールに切り込んだ。

「ずっと練習してきたから、自信しかなかった。得点と味方を生かすことのバランスが絶妙だった」。1人かわして前が空けばシュートに跳び、敵が寄ればフリーの味方へパス。19得点、14アシストの大活躍で逆転勝ちに貢献し、決勝も1点差で制した。

結果的に吉田が代表の公式戦に出場したのは、この大会が最後。スムーズに「引き継ぎ」は終わったかに見えたが、待っていたのはいばらの道だった。

同年秋のWリーグ序盤に骨盤の剥離骨折と腱(けん)断裂の大けが。18年のワールドカップはライバルの本橋菜子(東京羽田)や町田瑠唯(富士通)の活躍をベンチで眺める時間が長かった。その序列はまだ崩せておらず、「最高だった」17年の残像と現実のはざまで、押しつぶされそうになったこともある。

時の経過とコンディションの回復によって、明日の見えない日々に光が差し始めたのはここ1カ月のこと。「メンタルは自分で何とかできる」という性格の持ち主が、初めて外部のカウンセラーに思いの丈をぶちまけたところ、内面のさざ波がおさまったという。

リオ五輪は大会直前でメンバー落ち。東京五輪まで1年を切り「次は絶対、という気持ち」が心身の支えだ。「ようやくけがの前のがむしゃらさを取り戻せてきた。あと1年、一つ一つの過程を大事にすれば特大の結果になる」。長い雌伏の期間は猛チャージの原動力になると信じている。(敬称略)

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