ライブドア前夜のキーマン、かなえたビールの夢
敗れざる者たち ネット興亡記外伝(3)

ネット興亡記外伝
2019/8/4 2:02 (2019/8/7 2:00更新)
情報元
日本経済新聞 電子版
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ニューヨークの高級すし店「スシ・オブ・ガリ」。サーモンにトマトを組み合わせるなど、日本の常識では考えられないような創作すしが本場の食通をうならせる。

ただ、飲み物のメニューの中にはひときわ「和」を感じさせるビールがある。日本発のクラフトビール「馨和(KAGUA)」だ。ユズやサンショウのほのかなテイストが隠し味。店員の一押しだ。

「馨和(KAGUA)」はニューヨークの高級すし店でも提供されている(2018年9月、ニューヨーク)

「馨和(KAGUA)」はニューヨークの高級すし店でも提供されている(2018年9月、ニューヨーク)

このビールを造っているのが、山田司朗が2011年に創業したファーイーストブルーイング(東京・渋谷)だ。山田は社会人となった約20年前、ビール造りに携わるとは夢にも思わなかっただろう。

【前回記事】ライブドアの最期見届けた男、ラム肉を焼く

■「ウォール街」にあこがれて

学生時代に米映画「ウォール街」を見て証券マンに憧れ、1998年にベンチャーキャピタルに就職した。山田が新人時代に出会ったのが、サイバーエージェントを創業したばかりの24歳の藤田晋…

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