2019年9月19日(木)

米南部乱射は「国内テロ」 司法当局、動機解明急ぐ

2019/8/5 9:25
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【エルパソ=共同】米南部テキサス州エルパソのショッピングモールで3日に20人が死亡した銃乱射事件で、地元の司法当局者は4日の記者会見で「国内テロ」として捜査し、拘束したパトリック・クルシウス容疑者(21)の動機解明を急ぐ考えを明らかにした。

4日、米南部テキサス州エルパソの銃乱射事件で記者会見する警察幹部=UPI共同

警察や連邦捜査局(FBI)はヒスパニック(中南米系)に対する憎悪犯罪(ヘイトクライム)の可能性が高いとみている。メキシコのエブラルド外相は4日、事件で7人のメキシコ人が死亡したと確認、「米国におけるメキシコ人へのテロだ」と激しく非難した。メキシコで裁くため容疑者引き渡しを求めることも検討する考えを示した。

2017年1月のトランプ政権発足以降、米国ではユダヤ人や黒人、性的少数者(LGBT)などへの憎悪犯罪が増加。トランプ大統領の人種差別を容認するような言動が助長しているとの見方が強く、来年の大統領選に向け民主党が攻撃を強めるのは確実だ。

トランプ氏は4日、記者団に憎悪犯罪は許されないと語る一方で「(容疑者は)深刻な精神障害だ」と強調、自身の発言とは無関係との認識をにじませた。事件に関する声明を5日に出すことも明らかにした。

クルシウス容疑者の犯行声明とされる文書は、3月にニュージーランド・クライストチャーチのモスク(イスラム教礼拝所)で51人が死亡した銃乱射事件を起こした男の思想などに共感を表明。今回の事件は、自分が住むテキサス州で増え続けるヒスパニックの「侵略」への攻撃だと正当化した。

エルパソの銃乱射は3日午前に発生。メキシコ国境付近の大型商業施設のスーパー、ウォルマート店内や駐車場で20人が死亡、26人が負傷した。十数時間後の4日未明には、中西部オハイオ州デートンで9人が死亡する銃乱射が起き、容疑者の男(24)は警官に射殺された。

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