イラン、新たに外国タンカーを拿捕 ペルシャ湾で

2019/8/4 18:19 (2019/8/4 21:46更新)
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7月に拿捕(だほ)した英タンカーの近くを航行するイラン革命防衛隊のボート(イラン南部バンダルアバス)=ISNA・WANA提供・ロイター

7月に拿捕(だほ)した英タンカーの近くを航行するイラン革命防衛隊のボート(イラン南部バンダルアバス)=ISNA・WANA提供・ロイター

【ドバイ=岐部秀光】イラン革命防衛隊は4日、ペルシャ湾岸を航行中の外国タンカーを石油の密輸をしていた疑いで拿捕(だほ)し、外国籍の乗員7人を拘束したと発表した。船籍や乗員の国籍はわかっていない。米イランの対立を背景とするペルシャ湾岸の緊張が一段と高まりそうだ。

国営メディアなどによると、タンカーは7月31日、イラン南部ブシェールの沖合のファルシ島付近で拿捕され、ブシェール港に移動させられた。革命防衛隊はタンカーが70万リットルの石油製品をアラブ諸国に向けて違法に運んでいたと指摘している。

革命防衛隊は7月中旬にもホルムズ海峡で英国のタンカーを「国際海事ルールに違反した」として拿捕している。世界の原油輸送の大動脈であるペルシャ湾岸で、民間船舶の航行の安全をめぐる懸念がさらに高まるのは確実だ。

米国とイランの対立は、米制裁で経済への打撃が広がったイランが反発を強め、緊張が高まった。2018年に米トランプ政権が一方的にイラン核合意から離脱した後もイランは義務を守り続けていたが、ここにきて合意からの逸脱を増やすなど挑発的な動きに出ている。

6月以降は、何者かによるタンカーへの攻撃も相次ぎ、米国はイランによる犯罪と断定した。イランは関与を否定した。米国は民間船舶の安全な航行を守るための国際的な有志連合をつくる必要があるとして同盟国などに参加を呼びかけている。

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